設立趣旨書

今、私たちを取り巻く社会環境は、大きな変換点を迎えています。少子高齢化、成長しない経済、無縁社会と呼ばれる社会の孤立化、地球温暖化や生物多様性の喪失による環境変化、国や地方自治体の財政悪化など今までに経験したことが無い困難な課題があります。このような社会環境でも誰もが心豊かに安心して暮らすことができる社会が求められています。

政府は、「新しい公共」宣言の中で以下のように述べています。
「新しい公共」が作り出す社会は「支え合いと活気がある社会」である。すべての人に居場所と出番があり、みなが人に役立つ歓びを大切にする社会であるとともに、その中から、さまざまな新しいサービス市場が興り、活発な経済活動が展開され、その果実が社会に適正に戻ってくる事で、人々の生活が潤うという、よい循環の中で発展する社会である。

気候変動の影響が懸念される一方で、少子高齢化が進み、成熟期に入った日本社会では、これまでのように、政府がカネとモノをどんどんつぎ込むことで社会問題を解決することはできないし、われわれも、そのような道を選ばない。これから、「新しい公共」によって「支え合いと活気のある」社会が出現すれば、ソーシャルキャピタルの高い、つまり、相互信頼が高く社会コストが低い、住民の幸せ度が高いコミュニティが形成されるであろう。さらに、つながりの中で新しい発想による社会のイノベーションが起こり、「新しい成長」が可能となるであろう。

このような「新しい公共」の理念を実現するためには、持続可能な社会づくりのための事業(ソーシャルプロジェクト)を企画、実施、経営、支援することが必要です。社会課題の解決に取り組む人材の育成も必要です。
プロジェクトデザインセンターは、企業、NPO、行政、教育機関等と連携して、持続可能な社会づくりのためのプロジェクトをデザイン(プロデュース、プラニング、マネジメント、フォローアップ)するノウハウを体系化し、事業の実施及び支援を行います。また次世代を担うプロジェクトデザイナーを養成します。
プロジェクトデザインセンターは、「新しい公共」の担い手となり、誰もが心豊かに安心して暮らすことができる社会の実現を目指します。

平成23年2月21日
一般社団法人プロジェクトデザインセンター
設立発起人 加納 尚明
岩井 尚人